CIAの秘密飛行場【ラオス・サイソンブン】

※サイソンブン県はラオスの中でも比較的危険とされるエリアです。渡航は自己責任でお願いします。この記事を参考にして渡航し、事件や事故に巻き込まれたとしても一切の責任は負いません。

秘密飛行場を見に行く

ロンチェン(ລ້ອງແຈ້ງ)は、ラオスサイソムブーン県に位置する軍事基地[1]で、ラオス内戦時にCIAにより前線空軍基地として使用された。当時Lima Site 98 (LS 98) もしくはLima Site 20A (LS 20A)とも呼ばれた。

1960年代後半には秘密都市として、ロンチェンには4万人が居住する当時のラオスで2番目に大きな都市であった[2]。しかし、当時の地図には記載されなかった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/ロンチェン

翌朝目が覚めると、まだ停電していた。基地局も止まっているらしく、スマホは圏外になっていた。そういう状況だがせっかくロンチェンに来たので、秘密飛行場や町の様子を見に行くことにした。

宿の前の小道ではニワトリが歩いていて、とてものどかであった。

国道を渡ってすぐ向かい側には…

広大なアスファルトの空間があり、中央には白線も残っている!これが秘密飛行場の滑走路跡である。1975年にアメリカが撤退してから約50年になるが、保存状態がかなり良くて感動した。(撤退後に占領したラオス人民軍によってしばらく維持されていたのかもしれないが)

滑走路はバイクのショートカットルートになっていた。これはキルギスの旧チョルポンアタ空港でも見た。廃飛行場あるあるなのだろう。

飛行場跡の背後には特徴的なこんもりした2つの山が。この山は、Xで調べると出てくる現役当時の写真にも写っており、現物を見れたことにあらためて感動。

滑走路の横にはラオス軍の駐屯地があった。一瞬中に入りそうになったが、入る前にGoogleレンズでちゃんと調べてよかった。

ロンチェンの北側へ散歩

GoogleMapで見ると、ロンチェンは飛行場のある南側と北側の2つの盆地に分かれている。北側のほうまで歩いて行ってみることにした。

一旦宿に戻ってトイレ休憩をしたが、その時に電気が復旧し、スマホの電波も入った。

山の横にちょっとした店が並んでいるエリアがあり、そこを抜けていくと登り坂になっている。

登り切ると小さな峠があり、すぐ向こうに北側の盆地がある。

北側は店舗があまりなく、静かな山間部の農村という雰囲気だった。南側も整地されて飛行場になる前はこんな感じの地形だったのか?おそらくこちら側の方が元々の原風景に近いと思われる。

南側の町へ戻ってくると、ATMの看板を見つけた。

銀行の支店があり、入り口にATMが設置されていた。ちゃんと電源が入っていて稼働しているようだった。

昨夜ライトアップされていた店で昼食。

骨付き肉の唐揚げ。スパイシーでとても美味しく、ビールが進む味だった。

再度宿の部屋で休憩したのち、高台にある寺院へ。

残念ながら寺院は門が閉まっていて中に入れなかったが…

高台から飛行場跡やロンチェンの街の様子を一望することができた。

夕食のラープ(牛肉のピリ辛炒め)とカオニャオ(もち米)。

【悲報】1日1本のバスを逃してもう1泊…

翌朝は、ロンチェンに来てはじめての晴れだった。宿のおばちゃんが、8時半に北へポーンサワンへ行くバスが通ると言っていたので待っていたが結局来なかった。その間に、1日1本しかないヴィエンチャン行きのバスが通過。近くのレストランで聞いたところ、県都への区間便なども一切ないそうだ。

「1日1本しかないバスを逃したお前はバカだ」と言われてしまったw

仕方がないので宿へ戻ってもう1泊させてくれと告げ、同じ部屋に通される。

下痢気味だし歩き回る気力もないので1日中ベッドに横たわっていた。

翌朝。

今度は朝8時ごろ、北から走ってきたバスに乗りこみ無事ロンチェンを脱出。

もしロンチェンに行く人がいたら、何時にバスが出るかを複数人に確認、当日は早めに待っていて全力で止まってもらうようにし、1日1本しかないバスを確実に捕まえてくださいw

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