初の中国空路入国!済南へ

恒例となった出発前のなか卯。この日はあっさりしたものが食べたい気分だったのでざるうどん。


関空の国際線出発エリアが大きく様変わりしていた。スカイトレインを利用せず、各スポットまで歩いていく方式に。免税店エリアがリニューアルされ、ソファがたくさん置かれた広場のような場所ができていた。


山東航空の済南行きに搭乗。この時点では、日本の空港では関空からしか飛んでいないレア行先。
韓国のソウルや仁川空港の上空を抜け、山東半島に入る。

山東航空は機内食が出る。「chicken or pork ?」と聞かれporkを選んだがなかなか美味しかった。

山東省の農村の様子。同じ形の家がたくさん集まった集落が、田んぼの中に点々とある。伝統的な家屋がおそらく一切ないのは社会主義だから?

済南空港に着陸する前に見えた黄河。中国第二の大河だが、意外と細い。

済南遥墻国際空港に着陸。入国カードを記入するコーナーに向かったのは自分一人。おそらく、乗客は自分以外全員中国人だったと思われる。入国審査では特に何かを聞かれることもなくスムーズだった。

国際線到着エリアには何もなかったので国内線出発エリアへ移動。ターミナル内へ入るときにパスポートの提示を求められた。少し探してATMを発見。人民元を引き出すが、ここで引き出した100元札(ATMからは100元札しか出てこない)は、ほとんど使わなかった。
そしてあらかじめインストールしておいた滴滴で車を呼ぼうとするが、マッチはするのに車がどこにいるのかわからないことが3回続く。キャンセル料も取られるので諦め、2階出発ターミナルでタクシーを捕まえた。ぼったくられたらどうしようと心配したが、東南アジアと違ってちゃんとメーター通りの請求だった。

結局ホテルに着いたのは着陸から2時間後。済南空港は「災難空港」だった。
宿泊したヴィエンナホテルは済南空港から約5km離れた、田んぼの中のホテル街にあった。もう少し近くにもホテルはあるようだが、すべて外国人宿泊不可となっていた。

ホテルの室内。普通に綺麗だった。冷蔵庫がないのが欠点といえば欠点…(今回中国で泊まった他のホテルにもなかった)

隣にあるホテル街唯一のレストラン「済南人家」で夕食。

せっかくなので山東省名物を頼もうと思ったが、高かったので青椒肉絲にした。これで60元(約1200円)とお高め。他に競合がないから? 微信支付のQRコードを読み取り、注文と同時に支払いが完了するシステムだったが、クレカの紐付けがうまくいかず注文に時間がかかった。
海外国内線初搭乗、蘭州牛肉麺を名店で
翌朝、ホテルの送迎で空港へ。


海外の国内線に乗るのはこれが初。これまでは陸路にこだわってきたが、流石に中国は広いので国内線で移動する。こちらでも機内食が出た。

蘭州中川空港に到着。黄土高原の上にある空港で、着陸直前の景色が美しかったがトイレを我慢していたので撮影を忘れた。着陸後すぐにトイレに駆け込み膀胱を解放。

高鉄に乗り蘭州の中心部へ移動。中国鉄路に乗るのはこれが初めて。緊張したが荷物検査・身体検査を無事通過し駅構内へ入ることができた。

自販機で売っていたヨーグルト。なかなか美味しかった。


車両は海外鉄界隈であまり評判が良くない緑色のCR200J。だが乗り心地は大変良かった。

50分ほどで蘭州西駅に到着。

地下鉄に乗り換えて文化宮駅へ。

そこまで高いビルはない。市の中心部から若干離れているから?

政治的なスローガンがデカデカと掲げられていた。後にいろんな街で目にすることになるが、この時は割と中国大陸に来たことを実感して感動した。

地元民から人気の名店「磨沟沿老字号牛肉面」に入る。12時を回っていなかったのでお客さんは少なめだったが、食べている間にどんどん入ってきた。

牛肉麺、醤牛肉、煮卵を注文し計19元(約380円)。支払いを済ませそれぞれの場所でレシートと引き換えに料理を受け取る。
麺の太さを、あえて主流ではない「大寛」(一番太い)にしてみたがこれが正解だった。太麺がコクのあるスープによく合った。これが初めてなので他の味を知らないが、やはり本場の味はなかなかだった。
水が欲しかったが備え付けられていなかったので、あらかじめ買って持って行った方が良いと思われる。
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