インドネシア・ジャカルタへ
チャンギ空港の床の上で目を覚ましたあと、再びスクートに搭乗。

前の機体と違ってイスのクッションがなかったが、1時間50分ほどのフライトなのでうとうとしているうちに着いた。

ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港はインドネシアらしいデザイン。だがチャンギ空港と比べるとボロさが目立った。
入国審査は、あらかじめ申請してあったe-VOA(ビザ)を印刷した紙を出すと何も聞かれずスムーズに終わった。前のおじさんが何やら長時間モメていたので焦ったが彼は問題児だったのだろう(笑
日本製電車が登場! ジャカルタ中心部へ移動
空港鉄道
入国後、ATMでお金を下ろし、タクシーの呼び込みを振り切りスカイトレインの駅へ。

ターミナル間を移動する無料のスカイトレインで、エアポートトレインステーションへ移動。
エアポートトレインに1駅だけ乗ってローカル電車に乗り換える魂胆(理由は後述)だったが、なんと1時間も待たされることが切符を買ってから発覚。どんだけ本数少ないんだよ。

特急のような車内。1駅で3万5千ルピア(約350円)もした。駅前にいたバイタクで移動した方が安かったかもしれないが、見学料ということで。

11分で隣の駅、バトゥチェペルに到着。調べたところ車両はインドネシアのINKA社製ということだった。
ローカル電車(KAIコミューター)

一旦改札を出たあと、ローカル電車のきっぷを買おうとするが、券売機はエアポートトレイン専用となっている。券売機を探して右往左往するが見つからなかった。
通りがかった駅員にGoogle翻訳で聞いてみたところ、ついてくるように言われ、改札内に入り長いホームの先端まで歩く。一番端にローカル電車の窓口があった。これは自力では絶対にたどり着けないと思った。そこでICカードを購入し、入場。
10分ほど待っていると見覚えのある電車が入線してきた。元JR東日本の205系である。これがわざわざローカル電車に乗り換えた理由。

座席のモケットは新調されていたが、車内の雰囲気や走行音がまるで日本の列車に乗っているようだった。


終点のドゥリにて撮影。なぜか、日本時代の形式番号の「クハ」だけが消されていた。

こちらは元東京メトロの6000系。友人によるとこの編成だけ裾が長いらしい。
ドゥリで乗り換えてタナアバンで下車。運賃は3千ルピア(約30円)と非常に安かった。
昼食、雨宿り
バイクタクシーに乗り、独立記念塔の近くにある長距離列車ターミナル駅のガンビルへショートカット。

駅2階にあるインドネシア料理チェーン「ソラリア」で昼食。この店の良いところは、紙のメニューに印を入れて注文できるので言葉が通じなくても問題ない点である。

ベトナムコーヒーがあったので注文してみたところ、なんとホットで出てきた。ただでさえ暑いのでビビったが意外とこれが美味しかった。練乳やザラメで甘くしてあって本格的な味だった。

ナシゴレン。クセがなく日本人でも食べやすい味付けだった。唐辛子が入っていたがあまり辛くなく程よいアクセントになっていた。

突然大雨が降ってきたので、雨宿り。熱帯のスコールなのですぐ止むだろう、とこの時は思っていた。

隣の席にやってきた猫ちゃん。インドネシアの駅には、猫がたくさんいる。
ファタヒラ広場、世界一美味しい料理
ホステルのあるコタ地区へ移動

天気予報によると、当分雨が止まなそうだった。ダラダラと雨が降るのは、雨季の末期の特徴。仕方がないので、Gojekという配車アプリで車を手配しホステルまで移動。


今日泊まる「ワンダーロフトホステル」は2段ベッドが部屋に並ぶドミトリーという形式の宿。1泊約1000円の値段相応という感じ。宿泊客は欧米人が多かった。
ファタヒラ広場

ホステルの前の道を歩き、「ジャカルタで数少ない観光地」と紹介されているファタヒラ広場へ移動。


ファタヒラ広場。ジャカルタ旧市街の中心にあり、オランダ統治時代の建物が周囲に並んでいる。若者のたまり場になっていて、夜にはギターを弾いている人の周りに集まっている様子がみられた。

広場の西にある運河。
ルンダン

広場の近くにある店で、CNN世界一美味しい料理ランキング1位に2回選ばれた「ルンダン」が実際どれだけ美味しいのか食べてみた。

手前の茶色いものがルンダン。肉の旨味と酸味、カレーの旨味と辛さなどの様々な味が口の中に広がり、それぞれが独立していて一言では言い表せない複雑な味だった。確かに、「世界一美味しい料理」に値するなと思った。
夜のジャカルタ・コタ駅

KAIコミューターのターミナル駅、ジャカルタ・コタ。明日はここから東南アジア縦断をスタートさせることになる。
初めてインドネシアにやってきた日。新しい国に来た日はいつも右往左往するが、「新しい国に来る」こと自体に慣れたのか今回は比較的スムーズであった。
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