ティラスポリの主要観光地巡り
翌朝ホステルをチェックアウト(鍵をポストに投函するだけ)し、ティラスポリの主要観光地に向かう。

早朝のドニエストル川。このあたりは「国境」になっておらず、審査なしで川を渡ることができる。が、対岸にはワンコがたくさんいて襲われそうだったので深入りはしなかった。何もなさそうだったしね…

沿ドニの猫ちゃん。典型的な「猫背」のポーズで非常にかわいらしい。しばらく猫を眺めながらぼーっとしていた。

フォロワーさんが写真を撮っていた「ティラスポリ」のハートマーク。

スヴォーロフ広場に堂々と立つアレクサンドル・スヴォーロフ像。数々の戦争を戦ったロシア帝国の名将で、露土戦争の際にオスマン帝国との国境を守る砦としてティラスポリを築いた(Wikipediaより)。

像の周囲には、沿ドニの各地域の旗及び、沿ドニを承認している(未承認国家だが)アブハジア・南オセチアの旗が掲げられている。以前はアルツァフ(ナゴルノカラバフ)の旗も掲げられていたが、アゼルバイジャン軍の侵攻により「国家」自体が消滅したため現在はその場所に沿ドニの旗が掲げられている。

沿ドニの国章。鎌と槌のマークと、赤い星が描かれ、「ソ連はまだ無くなっていない」と主張するかのようでとっても良い。

おそらく沿ドニでもっとも有名な場所だと思われるレーニン像。背後の建物は共和国政府庁舎。

レトロな車体のトロリーバスが走ってきた。

大祖国戦争(独ソ戦)勝利を記念する、Tー34戦車と聖ジョージ勝利礼拝堂。戦車と礼拝堂という一見ミスマッチな組み合わせが良い。

「永遠の炎」。炎は小さめ。


近くにあるワイン・ブランデー等の酒造メーカー「KVINT」の本社。これがまたソ連感のあるビルで良い。昨夜、スーパー「Шериф」でここのワインをお土産に買った。
キシナウに戻るべく、マルシュルートカが発着するティラスポリ駅へ向かう。

ティラスポリ駅。駅構内は警察官?が警備していて撮影できなかった。中にバスの窓口があり、ここでキシナウまでの運賃を支払い。沿ドニルーブルでの支払いだったが値段は往路と同じだった。

窓口の横にあった沿ドニの地図。今回行ったベンデル・ティラスポリは南の方にある2点で、沿ドニのほんの一部にすぎない。いつか必ず他のもっとマイナーな街にも行くことを誓った。

往路と同じく、運転手にレシートを見せマルシュに乗り込む。
キシナウで昼食・団地の見える公園へ

キシナウのバスターミナルに戻ってきた。この近くにある両替所を4軒ほど回り、最後のところでウクライナフリヴニャの在庫があったため両替できた。

バスターミナルからほど近いウズベクレストラン「Center Plov」へ。店員さんはウズベク人と思われ、モルドバにいると完全にアジア人顔だなぁと思った。
プロフやピーマンに肉を包んだ物が載ったプレートと、サモサをビュッフェ形式で取り、お会計。本場で食べるより油が控えめでお腹に優しく、かといって味は本場に引けを取らずとても美味しかった。
昨日マルシュでティラスポリに向かう途中に見えていた団地が気になっていたため、キシナウの南にある「Rose Valley Park」へトロリーバスで向かう。

外国のこういった現地の人の休息の場となっている公園で、そこに混じって散歩するのも好きである。


マルシュから見えていた団地。無機質な建物が連なっていて、過去の遺物のはずなのにどこか近未来を感じる。

ちょうどフォロワーさんから「KVINTはワインよりコニャックの方がいいですよ」とリプがあり、セントラルマーケットの酒店で売っていたため購入。荷物をピックアップし、心残りなくキシナウ駅へ向かった。


コメント