蘭州〜西寧〜湟中(タール寺門前町)
牛肉麺を食べた後、蘭州西駅へ引き返し、高鉄で西寧へ移動。

蘭州西駅の出発エリアは広大だった。中国鉄路のスケールの大きさに感動。

西寧行きに乗車。

車窓。走っているのが高速線、客車列車が通っているのが在来線。乾燥地帯の茶色い風景が続く。蘭州に来てから目がゴロゴロする理由がなんとなくわかった。

たまに高徳地図でこのような画面が表示される。

こんなへき地にも真新しいタワマンがたくさん建っている。これが噂の不動産バブル? どう見てもこんなに住まないだろう。

約1時間で西寧に到着。駅の背後に岩山が。省都なのにすごい場所に立地している。
改札を出て、地下道からバス乗り場に上がろうとしたが目当てのバスの表記がなく少し迷った。

地上に出てしばらく歩いていると発見。

このバスで、チベット寺院・タール寺の門前町湟中へ向かう。

山をぐんぐん登っていく。

1時間半ほどで終点・タール寺のバス停に到着。この周辺にもホテルはあるが、外国人が泊まれない所ばかり。唯一外国人が泊まれるところは、2kmほど離れているのでそこを目指して歩く。


門前町らしく様々な服や雑貨、仏具の店が並んでいる。

羊肉が大量に吊るされている店もあった。

タール寺の裏門の前を通り抜け、さらに約1km歩く。軽い登り坂になっていて汗が吹き出してくる。

街外れにあるチベット風のホテル「宗曲客桟」。調べた限りでは湟中で唯一外国人が泊まれるホテル。だが外国人を泊めることに慣れていないらしく、受付のおばさんは何処かへ電話して確認していた。その後、専用の端末がないらしくスマホでパスポートとビザの写真を撮影していた。


ホテルの内装もチベット風。なお、客室はごく普通の洋室だった。部屋に入ってしばらくすると、受付のおばさんが外向きの部屋に変えようかと言ってくれたが、中庭の雰囲気が気に入ったので断った。

ホテルでしばらく休憩した後、夕食のために再び門前町へ向かう。その途中、緩やかな坂のところでタール寺の全景が見えた。閉門まであと30分しかないので、拝観は翌日にした。

「蔵餐」の店があったので入ってみたが…

メニューは普通の中華料理だった。赤ちゃんを背負った女性が切り盛りしていて、今の中国にしては珍しく現金払いがメインのようだった。チベット仏教の僧侶と、ムスリムの回族の男性が仲良く会話しながら食事をしていたのが印象的だった。


チャーハンと茹で餃子を食べた。どちらも美味しかった。

いろいろな壺を売っている店。
ホテルに帰り着くと、歯茎が激しく痛みだし、旅の継続が危ぶまれた。ロキソニンを飲んで寝たところ、奇跡的に翌朝には痛みが引き、その後激しい痛みに襲われることはなかった。
タール寺拝観

朝7時半の開門に合わせてタール寺へ向かう。入場ゲート向かいの建物の中で入場券を購入し、改札機にQRコードをかざして入場する方式だった。


チベット風の仏塔。

五体投地で祈りを捧げるチベット族と思われる人。
建物の入り口には警官が座っていて、入場券をチェックしつつ僧侶たちを監視していた。




中は極彩色でとても美しかった。奥には仏像がたくさんあったが、そちらは写真撮影禁止とのことだった。
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