ブキティンギ〜ペカンバル
Gojek運転手の機転
朝6時、ホテルをチェックアウト。Gojekで車を呼びバスターミナルへ向かう。
この日、ちゃんとバスに乗れるか不安だった。前日、バスターミナルをみて回ったときに「ペカンバル」の文字がなかったからだ。けれどバスターミナルへ行けば、東南アジアだからなんとかなるだろうという考えで安易にGojekを呼んだ。バスターミナルに着いたとき、運転手から「どこへ行くんだ?」と聞かれ、「ペカンバル」と答えると運転手は不安そうな顔になり、「とりあえず聞いてくるから待ってろ。」と言いバスターミナルで聞き込みをしてくれた。
聞き込みの結果、ペカンバル行きはバスターミナルではない場所から出るらしく、その場所まで改めて送ってくれた。この運転手はとても優しく、追加料金を払おうかと申し出たが受け取らなかった。

ペカンバル行きのトラフェル(乗り合いバン)はブキティンギの市街地北側にあるCMW Travelというところから出ている。
とうとう晴れた朝のブキティンギ
トラフェルは9時30分発ということだったので、荷物を置かせてもらって朝食と観光をすることにした。バイタクでジャムガダンへ移動。

この日はすっきりと晴れていた。

街の向こうにある山が見えていた。日本なら「駒ヶ岳」と名付けられそうななだらかな形をしている。

初日と同じ「Simpang Raya」で朝食。朝らしくサラダが出てきた。

お手洗いに行きたくなったが、どこにあるか分からずうろうろしていると、モスクに公衆トイレがあるのを発見。この後もモスクに助けられることになる。

丘の下には市場があり、様々な食材が売られていた。
ペカンバルまで移動

9時30分に出発。郊外の集落で女性2人と男性1人(全員20代と思われる)を乗せ、山越えに入る。


ループ橋やグネグネ道を走る。昼ぐらいに着くかな?と思っていたが、時間がかかり…

ペカンバルの市街地に入ったときには17時頃になっていた。

ペカンバルのAKAP(公共バスターミナル)で下ろしてもらった。次のドゥマイへ行くバスが目の前で発車。夜の港町は治安が良くないので、翌朝のバスチケットを購入しペカンバルで泊まることにした。
AKAPのベンチに腰掛けホテルを予約していると、ガラの悪そうなお兄さんたちに取り囲まれた。「カツアゲか!?」とビビったが、「ブキティンギ!」「メダン!」と口々に地名を言ってくるのでどうやらバスの客引きのようだ。しかし居心地が良くなかったので早々に建物外へ退散。バス発着場の前のベンチに座ると、誰も声をかけてこなかった。
Agodaで予約したホテルへGojekで移動。英語ができない外国人という存在をはじめて見たのか、「ここまでどうやってコミュニケーションをとって来たんだ!?」と驚かれた。


シンプルな内装のホテルだった。
ペカンバル〜ドゥマイ

朝6時ごろ、再びAKAPへ。スマトラ島北部のメダンやジャワ島方面など様々な行き先がある。

売店でカップ麺を買って食べた。


これまでで最もきれいなバスだった。終点のドゥマイの近くには油田があり、これもオイルマネーの恩恵なのだろうか。
まっすぐな高速道路をひた走り、2時間半程度でドゥマイの郊外に到着。バスは中心部から離れたターミナルへ行くため、最も中心部に近いところで下車した。

ドゥマイではなんとGojekが非対応になっていた。仕方がないので声をかけてきたこの乗り物に乗り中心部へ。

フェリー会社の前で下ろしてもらう。船があるか聞くと、下調べしていた通り「翌朝だ」との答え。そうだろうと思っていたのでホテルを予約し…


ホテルのチェックイン時刻まで、道路の向かい側のパダン料理店で朝食を食べた。

フェリー会社の近くの「cititel」で宿泊。部屋はきれいだったがエアコンの効きが悪くジメジメしていたのと、アリが室内を行進し始めたのが残念だった。
純粋な港町で見るところもなく、また治安もあまりよくなさそうだったので翌朝までホテルで過ごした。
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