8日目・9日目
8日目は、旭川でレンタカーを返却したり、不要な荷物を家に送り返した後、札幌へ向かった。
すすきのの狸小路商店街にあるグリッズ札幌というホステルにチェックイン。ドミトリー(2段ベッド)で1泊1300円という札幌では屈指の安さ。設備は小綺麗で申し分なかった。

9日目は、札幌の街をぶらぶら。写真は、札幌市時計台である。芝生の中に立っているイメージをされがちだが、実際はビル群の影に隠れるようにひっそりと立っている。
10日目
苫小牧にある「勇払ハート沼」でワカサギ釣りができるとの情報を入手。テントの中で釣りができ、道具一式も貸してもらえるらしい。早速、列車に乗って向かった。

苫小牧から乗車した日高本線のキハ40。

車内はこんな感じ。直角のボックスシート、青いモケットと国鉄時代から変わらない内装。

このときは、高潮被害により運休していた日高本線の鵡川〜様似間がまだ正式に廃線になっておらず、バス代行の案内が貼られていた。

勇払駅で下車。哀愁ただよう、古びたコンクリートの駅舎。

Googleマップで調べると、駅から徒歩14分のところに歪んだハートのように見えなくもない沼がある。(当時は、「勇払ハート沼」という名前で登録されていなかった。)ここを目指して歩いていく。

川沿いに出ると、「わかさぎ釣り」の旗が立っていた。

凍った沼の上にテントが並んでいるところに到着。手前にあるコンテナで受付をし、道具を借り、テントに案内してもらう。

テントの中はこんな感じ。ワインを飲みながらのんびりと釣りをしたかったのだが、ほとんどの客は明け方に魚がよく釣れる「まずめ時」にやってきて、短時間でたくさんのワカサギを釣り上げすぐに帰ってしまうものらしい。午後まで粘っているとおじさんが「釣れたかい?」と催促しにきた。
営業時間は17:00まで、時間制限なしとなっているにもかかわらず、早く客を追い出して帰りたいらしい(笑)。

おじさんが催促しにきてから1時間粘り、最終的な釣果がこれ。大きめのワカサギは2年目、小さいのは1年目らしい。
帰りは近くのバス停から乗車し、室蘭本線・沼ノ端駅へ。

列車に乗ってグリッズ札幌へ帰った。そして、釣ってきたワカサギをキッチンで調理。他の宿泊客はワカサギ釣りなどしない「都会派」のようで、魚臭いにおいに顔をしかめていた。
ワカサギに塩と小麦粉をまぶし、オーブンで唐揚げ風に焼き上げ。とても美味しかった。
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