
ベトナムはタイより一層濃厚なアジアでした。
朝のフワランポーン駅。戻ってきてしまった…

列車は朝8時半ごろ、フワランポーン駅に到着。本来ならもう来ないはずの場所に、再びやってきてしまった。
飛行機は14時離陸予定だが、何があるか分からないので早めに移動した。

MRTでペッチャブリー駅まで移動し、ARLマッカサン駅へ乗り換え。タイ最後の時間を噛みしめながら、スワンナプーム空港まで移動した。
スワンナプーム空港にて
タイでお土産のドライフルーツを買ったため、ベトジェットの重量制限(7kg)を明らかに超えていたのでボロくなっていた下着や安物のシャツ、タイのガイドブックなどを捨てた。そして無事チェックインを済ませた。

荷物検査に大行列ができていた。日本と比べてかなり厳しく、靴を脱がされたり、スマホバッテリーを隅々まで眺めてチェックされたりした。

いよいよホーチミンへ。

機内からは、おそらくメコン川と思われる大河が見えていた。今回は飛行機で通過したが、いずれカンボジアにも行ってみたい。
はじめてのベトナム
飛行機は定刻通りホーチミン・タンソンニャット空港に着陸。関空やスワンナプームと比べて明らかに古く、薄暗い空港だったので不安になった。

入国審査には行列ができていた。ベトナム人と外国人のレーンが別れていないのと、ベトナム人であっても念入りにパスポートをチェックしているようで、1時間ぐらい待たされた。
と、いうことがあったがなんとか入国審査を通過。残りのタイバーツと、用意していたのに使わなかったマレーシアリンギット、シンガポールドルをベトナムドンに替えた。

ベトナムドンは硬貨がなく、紙幣の種類が基本9種類(他に流通が稀な少額紙幣がある)。過去のインフレのせいで桁数が多く、基本的には下3桁を省略して値段が表記される。
空港を出ると、大量の客引きが柵の前に並んで待ち構えていた。これぞアジアという光景に圧倒されそうになったが、鋼の意志を持って突っ込んでいくと意外と誰も声をかけてこずバス乗り場まで行くことができた。

この小型バスで、終点の9月23日公園まで移動。値段は1万5千ドン(約83円)と格安。

バスを下車すると、大量のバイクが道路を埋め尽くしていて圧倒された。歩行者用信号が青になっても信号無視のバイクが走ってきたが勇気を出して横断歩道を渡ると、

このような雰囲気の良い通りに出た。後で知ったのだが、このあたりがベトナム随一のバックパッカー街「ブイビエン通り」らしい。
宿泊したのは、「ニューヨーク ティエンフックホテル」というアメリカ人が泊まりそうな名前のホテル。受付に誰もいなかったので中を覗くと、ソファで女の子が寝ていた。「ハロー」と声をかけると起き上がってチェックインの手続きをしてくれた。こういうアジアらしさは嫌いではない。

部屋は、細部に目をつぶれば問題はない、といった感じだった。東南アジアではかなりの高クオリティと言えるだろう。

夕食は、「フォーベトナム」という店で牛肉入りのフォーを食べた。タイではスパイスのきいた料理が多かったので、フォーの優しい出汁がとても美味しく感じた。たくさんの葉っぱ(タイバジル)が乗った皿が添えてあり、ちぎって入れると香ばしくなった。
夜、ホテルの外から「ドン、ドン、ドン」という重低音の音楽が聞こえるのが気になったが、これについてはまた明日。なんやかんやで気がついたら寝ていた。
コメント